御本手風と藁灰釉。
窯内で炎のあたりかたによりほのかに色づく
薄い表情、ピンク・青・黄・・・と藁の白。
ごくわずかに鉄分を含んだ土、焼き方しだいで様変わりをする。
酸化がかったところは薄いピンクをみせるし、炎のよくあたった
所では薄青の還元色をしています。
白または薄青の器全体色に斑点のように薄赤がとんでいる、
いわゆる御本手の焼き表情。
2日半の焼成の最後、窯雰囲気を変化することで、酸化・還元
両性の表情を持たせるのです。温度計が1200℃をしめすころ分単位で
様変わりをする窯内の器の色。焼きが過ぎると斑点は失われます。
いつ窯の火を止めるかの勝負!難しい焼きです。
(各写真はクリックすると大きなサイズで御覧いただけます。順不同・敬称略。)
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